白球の彼方~君に託した夢~


やっと午後練が終わりミーティングも終わった後雛菊がこっちに来た。


「時間いい?」

『おぅ。』




俺達は学校の中庭のベンチに腰掛ける。



「翔也くんに聞いてほしいことがあるんだ。」

『なに?』



鼓動が速まる。


別に期待なんてしていないし、きっと野球の話しだろうと思っていた。






「アタシずっと…



「おーい翔也!早く寮戻んないとボノボが怒っちゃうよ!」


調度通り掛かった竜稀に言われた。



『え、あ、ゴメン!
悪ぃ雛菊、明日話しの続き教えてくれるか?』

「いいの。」

『え?』



「きっともう、言う機会なんてないから。」

『俺はいつでも暇だけど?』
「いいの!こんな事言ったら…」

『言ったら?』




まさか本当に…
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