白球の彼方~君に託した夢~
まただ。
小川禾那(オガワ カナ)。
小学生の頃から俺にベタベタくっついてきて、今まで五回くらい告られた。
まぁ全てフッてるんだけど。
電話も毎日何回か来るし、もう勘弁してほしい。
彼女が出来たと言えば諦めてくれるかな?
俺は早速禾那に返信する。
勿論彼女が出来た&ここの野球部とは皆仲良しだ&完璧にリア充だと言うこと。
これだけ揃ってればもう諦めるだろう…
しかし
そう考えた俺は甘かった。