総長様はご機嫌ナナメ 〜裂空VS獄炎〜
【リョウSide】
――…ちょうどその頃、俺、睦月、恍太の3人は。
「おいリョウ、聞いてくれ!!睦月のやつ、本当にエロ本50冊持ってきやがった!!」
「おぅ!!飛鳥のお祝いだからな、これはプレゼントだ!!」
「……ふぅ」
「お?どーしたんだよリョウ。悩み相談なら睦月様にお任せだぜー?」
「……じゃあ聞くが。猿並の知能しか無い幼なじみは、どう調教すべきだと思う……?」
「……んなッ!?」
「プレゼントと言ってエロ本50冊を用意する、大馬鹿野郎なんだ」
「え…えー!?でも男子高校生なら誰だって喜ぶだろー!?」
「……だからって、プレゼントとしてもらうのは…ね……」
「え、恍太まで反対すんの!?」
「当たり前だろ!!」
「……とりあえず、睦月は飛鳥に嫌われればいいと思うぞ?
ちなみに、一緒について行った恍太は俺がフォローするから安心しろ」
「えぇ!?俺へのフォローは!?」
「……自業自得だ、猿」
「ひでぇ!?」
新総長・飛鳥のためのパーティー準備の中、馬鹿な事で騒いでいたのだった。