総長様はご機嫌ナナメ 〜裂空VS獄炎〜




私は首を横に振り、嫌な思い出を振り払うと



『元気にしてたか?』



こちらから口を開き、落ちかけていた沈黙を破った。



「まぁねー」


『カツアゲとかされてねぇか?』


「今んとこ大丈夫だ!!」


『……今んとこ、かよ………』



本当に大丈夫なのかなぁ…。


ちょっと心配になりながら、大輔の後ろについて階段を上る。




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