総長様はご機嫌ナナメ 〜裂空VS獄炎〜




抱き着くような形で空中を滑走&先輩に受け止められた私は、

壁のように固い胸板に真正面から顔をぶつけ、直撃した鼻を押さえて思わず呻いた。


そして、涼しい顔で私を受け止めてくれた先輩は



「この……馬鹿が」


『ぁだっ!!』



私の頭に、特大の拳骨を落とした。



『~~~~~~っ』



今まで感じた中でもトップクラスの強い痛みに、もはや声すら出ない。




< 143 / 295 >

この作品をシェア

pagetop