総長様はご機嫌ナナメ 〜裂空VS獄炎〜




そして



『ぅ……おわぁ!?』



次の瞬間、ガッ!!と腕を掴まれ、そのまま肩が抜けそうな程強く引っ張られた。


再び重力に逆らって宙を舞う、私の身体。


勢いのままに飛び込んだのは、仏頂面で両腕を広げる先輩の――…



『ぎゃっ!!』「――っ」



胸の中。



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