君にあえて ‐‐一般人の私と芸能人な君‐‐
『まぁ、ファンの皆さんですがね♪』

奏が、アイドルスマイルで笑う。


「よかったー‼︎」

安心して、描き込みつづけていた箸を一旦置く。

「よかったね」

お母さんも、若干苦笑いしながら言う。

「うん♪」

『出会いとか、ないんですかー?』

おいおい、アナウンサーさんもういいよ

奏の好きな人は『ファンの皆さん♪』なんだからー‼︎

『んー、あ‼︎最近、ありました』

え⁉︎

『ふむふむ。聞きましょうか』
『この前、電車で撮影場所まで言ってたんですがね、その時に面白い子に出会ったんですよ‼︎』

奏が思い出し笑いをしながら喋る。

「んー?そんなに面白い子なんだ?でも、なんかずるいなぁ…」

『なんか、その子電車に乗るために全力で走ってたんですけど、それがどーしよーもなく面白いんですよ‼︎』
『え、なんでですか?』
『んー、それがわかんないんですが』

ん?奏なにいってんのー⁉︎
アナウンサーさん困ってるよ‼︎

『でも、さっきまたあって理由がわかりました‼︎』
『なんですか?』
『なんか、同じにおいがするんですよ
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