笑う門にはオレ様がきた!!
「もう…」


そんな事されたら
何も言えないじゃん……。


「っで、お前は?
オレの事、名前で呼んでみろよ。」


そ、そうだよね…


やっぱりね


何か、無性に照れるんですけど…。


よぉ~し、呼ぶよぉっ。


「な……さん…」


「はあ?聞こえねぇな。」


嘘、絶対、聞こえてるくせに…。


「な、なごむ…さん…」


「さんは要らねぇだろ、普通は」


普通って…
何に対しての普通なんだろうって
若干、疑問に思いながらも
思いきって大きな声で名前を呼ぶ。


「な、なごむっ」


ずっと憧れの存在だった人を
目の前にして呼び捨てにするなんて
私的には結構、勇気がいる事なのだ。


「うむ、上出来!誉めてやるぞ」


師匠は嬉しそうに笑いながら


そう言うと私に特上のキスをした。






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