夜猫
ーーーーーーざわざわ
廊下を進みながら真里斗と話して居ると、五月蝿くなってきた。
その声に敏感に反応してしまう。
人の大勢の声が怖い…
『…………』
「大丈夫だ、俺も居るし」
真里斗は教室に入る前にまた柔らかく微笑んで頭を撫でてくれた。
私は、真里斗の服の裾を掴みながら教室に一緒に入った。
「席つけ、お前等ー」
ガタガタっガタ
慌てて座るカラフルな頭達。
…………
『虹』
「…今日は転校生がいるぞー」
真里斗は横目で琉羽の隠れ具合をみるが
小柄で華奢な体つきの琉羽は
がたいががっちりして身長の高い真里斗に思いっきり隠れていた。
「…………琉羽。」
『ひにぁっ‼』
琉羽はグイッと真里斗に前に押し出されてカラフル達の視線を集めた。
「お、んな……?」
「…え?まじ」
「あれ?お前昨日居なかったっけ?あの人だよ。」
「まじ!?ちょー可愛いな!」
カラフル達は一斉に喋り出す。
私の身体は自然にガクガクと震え出す。
震えを背中に当てた手で伝わったのか、真里斗は琉羽を抱きしめながらニヤッと笑った。
「疾風、翔太、頭からお前等を護衛役にするとよ」
「マジっすか…」
「うへぇ、何か緊張すんな」
2人の男の子が顔を少し綻ばせながら言った。
「この姫は少し優しく扱えよ?」
真里斗はニヤッと笑った。
「こいつは知ってると思うが琉羽だ。
お前等、命懸けで守れよ」
「「「はい‼」」」
男の子達は一斉に返事をしていて、何か色々ビックリした。
「琉羽、あの青髮と紫髮の席の真ん中いけ」
『……ん…』
私は口を硬く結んで席に座った。