車座(掲示板・雑談)
(永花ふうさん)

コメントを追加します。

夏祭りに現れる、母と娘。
(あれ……ネタバレでも大丈夫?)

『「今年」も母娘揃って夏祭りに来れて、よかった』と、安心していたのですが


母が『何故』夏祭りに現れるのか……多分、『娘』とは違う理由だと思うのです。

娘を探し泣き叫び、犯人を怨みさ迷う母の姿

『ホラー』らしさを引き立たせるのはここだ!

と、勝手に後から感じました。


そして母を導く、露店商の人々の姿

優しさ、悲しみがより引き立ちそうです。


(メガネさん)

ところで、ふうさんの案良いですね。
母の理由がそういった方向でクローズアップされていたら、確かにホラーです。ストーリーに深みも出そうですし(そして結構好みな展開)。


(上杉さん)

ジャンルはホラーですが、むしろホラーとは対極に位置するものが描かれているのかもしれません。ですが明確なジャンル分けも難しそうです。私が作者なら私もホラーにすると思います。センチメンタルホラーです。素敵なお話だったと思います。

夏祭りの雰囲気、そのものが描かれていますよね。出囃子が鳴って、浴衣の女の子が行き交って。綿菓子も射的屋もそのままに。子供のころ、友達十数人で祭りの射的に夢中になったことを思い出しましたよ。競ってウルトラマンの貯金箱を当てましたよ。でも中々倒れないんですよね。だから最後には射的屋のおじさんに一斉攻撃となるんです。その隣では、大学生らしき青年が若い女の子に当てて「やった!貰い♪」なんて言ってますし…。まあこれ実は十数年後の私の話なんですけれど。……と、いいとして、だから作品にはリアリティがありますよね。普通、幽霊の話はどうしても創作っぽくなると思いますが、これにはそういった味気なさを感じることはありませんでした。感動がフィルターを通さず感動のままに伝わった感じです。ストーリーが良いですよね。しかしこのあたりは誰かが同じストーリーをとっても、同じようには出来ないでしょう。だからこそ『夏祭りの思い出』は、橘さんが書いてこそのものだったでしょうね。良い作品でした。
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