君一色



はたから見れば
失恋が原因で笑えなくなっただなんて
重すぎるだろう。



しかも半年以上も経っているのに。





私は
そんな風に高瀬さんに思われるのが怖くて、何も言うことが出来なかった。


気まずそうに俯いたままの私をみて、高瀬さんは続けて話し出す。


「ま、無理ないよな。あんた色々大変な目にあってるんだしな。」


手で軽く私の頭を撫でると、再び前を向いて歩きだした。




が、
何かを思い出したかのように口を開く。


「・・・そういえばさ、半年前あんたとぶつかった時。-------あの後俺のアパートの前の公園にいただろ?」



「え・・・?」


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