君一色


「良かったじゃん。和音ったら大学受かったのに全然元気ないから高瀬さんと喧嘩したのかと思ってた」

「ううん!全然そんなんじゃない!」



違うんだけど、
少しぎくしゃくしてるような気がするのは確かで・・・


多分その原因は・・・

「あ〜、何で私酔っちゃうんだろ」

「は?それ何の話?いいから早く着替えて!んで玄関で呼び込み行ってきて!」

「えっ!?玄関で!?」

「ほら、行った行ったー♪」


せめて教室の中だけでひっそりやりたかっと抵抗する間もなく鼓乃実に押しやられる。

仕方なく渡されたメイド服に袖を通した。




< 192 / 313 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop