君一色



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和音を助ける振りをすれば
全部無かったことになるような気がしてたんだろうな・・・





気づけば
恭也と別れてからずいぶん立ちすくんでいたらしい。


いつの間にか雨は雪に変わっていた。







不意に
和音と最初にぶつかった時を思い出す。





守ることも償うことも出来ない。


なのに




なんで好きになんかなるんだよ・・・









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