鬼の花嫁 ‐巡る季節‐
そして、身支度を整えてから
休暇を取った風神さんと縁側に座り
桜を見つめながらお茶を楽しむ。
「ん~この抹茶プリン美味しいですね」
「今度、甘味屋にでも連れて行ってやる」
「わぁ、デートだ。楽しみだなぁ」
「ああ。行きたいところへ連れて行ってやるさ」
ポカポカした日差しが心地よくて
風神さんの笑顔が優しくて
あたしも笑顔になる。
ゆっくり顔を近づけ、
そっと触れる唇……………
意地悪で我が儘で…
だけど甘くて優しくて
かっこいい、あたしの旦那様。
風神さん、大好きです………
【風神編 終】

