セイクリッド
足元に視線を落としてみると、さっきまでキラキラの石が転がっていた道に、淡い黄色の花弁が散らばっているのに気がついた。



その花弁の量は進めば進むほど増えていき、いつの間にか私は、その黄色を追いかけるみたいに歩いていた。



踏みしめると微かに、華やかな香りが鼻孔をくすぐる。



自然と足が速まって、真ん中で少し遅れて歩いていたはずが、いつの間にか一番前を歩いていた。



歩きすぎて足に少しだけ痛みを感じはじめていたのに、そんなことも忘れるほど…夢中で黄色を追いかけてた私は、





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