愛し愛されて。



ガラガラガラ


「ハァハァハァ…奈々!!!」



「…優也くん。」




病室には泣いている
奈々のお母さんと
お姉さんがいた。


そしておでこに包帯を
巻かれ傷だらけの奈々がいた。



「…奈々は大丈夫なんで…すよね?」



俺は恐る恐る聞いた。



「…今は…なんとも…。」


「そ、そんな…」



俺は傷だらけの
奈々の手を握った。



「…奈々?…起きろよ…!なぁ、優也だょ?なぁ!!!」



俺は泣き崩れていた。



「…優也くん…」



お姉さんが俺を抱きしめた。



「…きっと大丈夫よ…奈々はきっと…起きるわ。…優也くんを置いてなんかいかない。」



なんだか安心できた。



「…そぅ…ですよね。」



でも奈々の顔を見ると
涙が止まらなくなるんだ。






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