愛し愛されて。



[奈々side]



目覚めてから1週間が経った。


「奈々、明日から退院して学校いけるわよ。」



「え?本当に?やったあ!」




あ、あれ?
なんでこんなに
喜んでるんだろう。


別に会いたい人とかは…


いないはず




「明日に備えて早く寝なさい。」


まだ9時半なのに。



「はーい!あ、お母さん。」


「なに?」



「このブレスレットと指輪って…お母さんがつけてくれたの?」



目が覚めたときから
ずっとついている。



「あんた…」


「え?」



私なんか悪いこと言った?



「でも…」



何かこれ見ると、



「ん?」



「これ見ると、何か…何ていうか、懐かしいみたいな。落ち着くっていうか。」



変な感情になる。



「そう。良かったわ。じゃあ寝るのよ。おやすみ。」



え?あ…

行ってしまった。



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