愛し愛されて。
[優也side]
俺は奈々の教室に行った。
「あ、優也くん!ねぇ、奈々目覚めたんでしょ?いつごろ退院できるの?」
「まだできないのかな?傷とか治らないとでしょ?」
この2人は何も
知らないんだったな。
「奈々は目覚めた。でも…」
く、くそ!
なんで俺なんだ。
「優也くんどうしたの?」
黙り込んだ俺を見て
驚いている。
「奈々は俺のことが分からないんだ…」
「え?どういうこと?」
「記憶障害があって。俺のこと分からなくなってるんだ。」
「え?!…奈々が?そ、そんな…」
でも、俺…
「俺、奈々に思い出して貰えるように頑張る…」
いつかは俺のこと
思い出してくれ。
「うちら応援する。きっと分かるよ。奈々も。」
「俺のこと惨めでも何でも思っていい。いつも通り話しかけたりすっから。」
俺は苦笑いした。
「そっか。」
「ああ。じゃあまたな。」
まぁ、俺も不安で
死にそうなんだけどな。