愛し愛されて。


ガラガラガラ



「お前ら席つけー!」


「げっ、担任きた。」



みんなが席についた。



「今日は久川が帰ってきたぞ!久川?」


「は、はい。」



私は教室に入った。

え?

ここ私の教室?

知ってる人もいるけど
知らない人もいる。



「久しぶりです。」



一応あいさつした。



『おかえりー!!!』



みんなが言った。



「久川、席につけ。」



席?
私どこ座ってた?



「先生私の席どこですか?」


「え?あ、そこだ。」



私は席についた。



「ねぇ、私たちのこと…覚えてる?杏里と絵美だけど。」



杏里…
絵美…

あ!



「杏里!絵美!」


「…奈々、良かったぁ!」



2人が抱きついてきた。



「く、くるしー。」



きつすぎます。



「ごめん。本当に良かったよ。」

「もう、忘れるわけないでしょ!杏里と絵美は私の親友なんだから。」



そう、親友だったよね。



「奈々ありがとう。」


「ねぇ奈々。」



絵美が言った。



「ん?なに?」


「奈々には…大好きな人がいたよね?」



大好きな人?

いたっけ?



「えー、いた?私好きな人いないよ。」



そう言うと2人は顔を
見合わせた。



「そ、そっかぁ。」



なんかぎこちない。



「なんで?」


「い、いや何でもないよ。気にしないで。」



ガラガラガラ


「授業始めるぞ。」


授業が始まった。







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