天神学園高等部の奇怪な面々30
当然夏休み、しかも盆休みの天神学園に生徒は僅か。

学食なんて閑散としている筈だ。

何も夏休みまで、学食に食事に来る者はいないだろう。

そう思っていたのに。

「お?」

学食に入った疾風は、見覚えのあるチビッ子の姿を見つける。

あのおかっぱ頭…。

『あ』

そのチビッ子…城山 小夜(しろやま さよ)も、疾風に気付いたようだった。

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