フクロウの声
翌四日。
この日も新撰組が加わる東軍、幕府軍に不利な戦いとなった。
「続けー!」
マオリは砲撃の中をひるみもせずに飛んで行くと、
砲撃手を斬り倒した。
マオリの突撃を突破口として斬り込むも、
それまでに西軍の砲撃によってそれまでに命を落とすものが多かった。
マオリが振り向くと、ほとんどの隊士がすでに倒れている、
そんな光景を幾度と見ることになる。
「仲村さん・・・あれ!」
隊士の一人が震えながら指差した。
その方向をマオリは仰ぎ見た。
赤地に金に染め抜いた菊の文様が西軍から掲げられた。
それは、天皇の威光を示す錦の御旗であった。
政治には疎いマオリではあったが、
その旗を見た隊士たちに絶望を掻き立てる
ほの暗い空気が満ちていくことで、
それがなんであるのかは見当がついた。
マオリはなすすべもなく、
青い空にはためく菊の紋を仰ぎ見るしかなかった。
この日も新撰組が加わる東軍、幕府軍に不利な戦いとなった。
「続けー!」
マオリは砲撃の中をひるみもせずに飛んで行くと、
砲撃手を斬り倒した。
マオリの突撃を突破口として斬り込むも、
それまでに西軍の砲撃によってそれまでに命を落とすものが多かった。
マオリが振り向くと、ほとんどの隊士がすでに倒れている、
そんな光景を幾度と見ることになる。
「仲村さん・・・あれ!」
隊士の一人が震えながら指差した。
その方向をマオリは仰ぎ見た。
赤地に金に染め抜いた菊の文様が西軍から掲げられた。
それは、天皇の威光を示す錦の御旗であった。
政治には疎いマオリではあったが、
その旗を見た隊士たちに絶望を掻き立てる
ほの暗い空気が満ちていくことで、
それがなんであるのかは見当がついた。
マオリはなすすべもなく、
青い空にはためく菊の紋を仰ぎ見るしかなかった。