オオカミヤローに捕らわれて
赤く染まった顔を隠す様に、パッと吹雪から離れる。


ゆっくりと体を起こした吹雪はため息をついた後、ベッドから飛び降りた。


「そ、それではお坊ちゃま、失礼します!!//////」


まだ赤面してる吹雪……だが……ちょっと待て。


「吹雪、オレの事はメイドが終わるまでずっと呼び捨てにしてろ」


早々と赤みを消したオレは、掃除道具を片づけていた吹雪に言い放った。


案の定吹雪は目を見開き、“ハイ?”とマヌケな返事をする。


「な、だって、1回きりじゃないんですか!?」


「誰も1回だけなんて言ってないだろう」
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