いつか見る青
「あ、ごめんなさいね。一人で勝手に盛り上がっちゃって」
ハタと気づいたようにそう言うと、女性は先ほどよりも落ち着いた口調で続ける。
「初めまして。私、高田今日子です。で、これは息子の未来」
「あ、はじめまして。大音葵です」
そう答えている間に、今日子さんの隣に腰かけている【これ】と呼ばれた中学生くらいの少年は、それまで熱中していた携帯ゲーム機から顔を上げると、「はじめまして」と言いつつ私に向かってペコリと頭を下げた。
だけどすぐにまた、視線を元に戻してしまう。
「こら、みらい!こんな時くらいゲームは止めなさい!」
「だって、さっきから母さん一人で喋ってるんだもん。俺が会話に加わる必要ないじゃんか」
「そういう問題じゃないでしょっ」
「キリの良い所で終わらせるから、ちょっと待っててよ」
「まったくあんたって子は……。あ、葵ちゃん、そんなとこに立ってないでこっち来れば?ちょっとお話しましょうよ」
今日子さんは右手で「おいでおいで」と手招きしながら自分は再びソファーに腰かけた。
ハタと気づいたようにそう言うと、女性は先ほどよりも落ち着いた口調で続ける。
「初めまして。私、高田今日子です。で、これは息子の未来」
「あ、はじめまして。大音葵です」
そう答えている間に、今日子さんの隣に腰かけている【これ】と呼ばれた中学生くらいの少年は、それまで熱中していた携帯ゲーム機から顔を上げると、「はじめまして」と言いつつ私に向かってペコリと頭を下げた。
だけどすぐにまた、視線を元に戻してしまう。
「こら、みらい!こんな時くらいゲームは止めなさい!」
「だって、さっきから母さん一人で喋ってるんだもん。俺が会話に加わる必要ないじゃんか」
「そういう問題じゃないでしょっ」
「キリの良い所で終わらせるから、ちょっと待っててよ」
「まったくあんたって子は……。あ、葵ちゃん、そんなとこに立ってないでこっち来れば?ちょっとお話しましょうよ」
今日子さんは右手で「おいでおいで」と手招きしながら自分は再びソファーに腰かけた。