いつか見る青
「あ、そうなんですか」
「で、そのうち付き合うようになって、結婚が決まった時に、私が仕事しやすいようにって私の実家に婿入りする決心をしてくれたの。彼は3人兄弟の末っ子だから、あちらの家族は『どうぞどうぞ』って感じで心良く送り出してくれたしね」
そこで今日子さんはハタと何かに気付いたような表情になった。
「ん?何だか、ずいぶん話がずれたわね」
そして首を傾げつつ、目の前のティーカップを手に取った。
マシンガントークで酷使した喉を隅々まで潤すように、紅茶をゆっくり飲み下したあと口を開く。
「……旦那のことなんかどうでも良いのよ。碧君の話に戻すわね。えっと、どこまでいったっけ?」
「本人達より親同士の方が盛り上がって婚約を決められちゃったっていうところ」
ゲームの操作をしつつ、未来君が面白くなさそうに言葉を挟んだ。
話に加わる気は失せたのかと思いきや、そういう訳でもないらしい。
せわしなく動く両手の指を見ている限りハードな内容のゲームだろうに、未来君て器用な子だな、と妙に感心してしまった。
「で、そのうち付き合うようになって、結婚が決まった時に、私が仕事しやすいようにって私の実家に婿入りする決心をしてくれたの。彼は3人兄弟の末っ子だから、あちらの家族は『どうぞどうぞ』って感じで心良く送り出してくれたしね」
そこで今日子さんはハタと何かに気付いたような表情になった。
「ん?何だか、ずいぶん話がずれたわね」
そして首を傾げつつ、目の前のティーカップを手に取った。
マシンガントークで酷使した喉を隅々まで潤すように、紅茶をゆっくり飲み下したあと口を開く。
「……旦那のことなんかどうでも良いのよ。碧君の話に戻すわね。えっと、どこまでいったっけ?」
「本人達より親同士の方が盛り上がって婚約を決められちゃったっていうところ」
ゲームの操作をしつつ、未来君が面白くなさそうに言葉を挟んだ。
話に加わる気は失せたのかと思いきや、そういう訳でもないらしい。
せわしなく動く両手の指を見ている限りハードな内容のゲームだろうに、未来君て器用な子だな、と妙に感心してしまった。