いつか見る青
誰が悪いという訳ではなかった。


皆が皆、誰かのことを思って、その人のことを守りたくて、必死に動いただけだったんだ。


だけど、事態は、最悪の結果を迎えてしまった。


「お母ちゃんは当然、おじいちゃんやおばあちゃんに嫌われて、お父ちゃんとも引き離されて、しかも今後一切、家とは関わるなって突き放されたらしくって……」


「だけど、時を経て、あっちからアプローチしてきた訳だ」


「うん。やっと、私達のことを許してくれたみたい」


「いや、許したっていうかさぁ…」


何であおい達の方が小さくなってなくちゃいけないんだよ……と秀ちゃんはブツブツと呟いた。


「……で、いつ行くんだ?」


イマイチ納得しきれていないみたいだけど、話を進めるべく、秀ちゃんは問い掛けてきた。


「ん、学校のこととか、色々手続きがあるから、それが済んでから」


私はチラリと壁にかかっているカレンダーに目をむける。


「ちょうど来週から夏休みに入るし、新学期からはあっちの高校に通うことになると思う」


「……もう決めたんだ」


「うん」
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