いつか見る青
彼女に納得してもらえるように、一言一言考えるようにして言葉を紡ぐ。


「でも、おじいちゃんは私達のことを忘れてなかった。私達のことを心配して、探し出してくれた」


一旦深呼吸して、続ける。


「会いたいんだ、私」



和ちゃんの背中がピクリと動いた。



「お父ちゃんとお母ちゃんが暮らしたその家で、私も家族と呼べるその人達と、一緒に暮らしてみたいんだ」


「だとさ、和美」


秀ちゃんがやさしく声をかける。


しばしの沈黙のあと、和ちゃんはゆっくりと振り返った。


「分かったわよ」


やっぱり目が赤い。


「あおいがそうと決めて、納得したんなら、それで良いよ」



ほんと、和ちゃんは泣き虫なんだから……。



「東京なんて、すぐそこだって」



場を和ませるように、秀ちゃんが明るい声を発した。


「新幹線なら、2時間弱?その気になれば、いつでも会えるって」


「うん」


「まぁ、今年の夏休みはバタバタしてて無理だろうから、この次の長い休みの時に、俺と和美で遊びに行くからさ」


私はコクリと頷いた。


「そうよね!それに、もしかしたら私が大学は東京に行くことになるかもしれないし」
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