いつか見る青
「言い訳めいて聞こえるかもしれないが、お前達の事は、どこでどうしているのかと、ずっと気にはなっていたんだ」


歓迎会は終盤に差し掛かり、デザートのメロンが出された所で、おじいちゃんはおもむろに語りだした。


「碧が亡くなった後、つい、感情的になって瑠璃さんを冷たく突き放してしまったが、すぐにその事を後悔した。彼女に責任があった訳ではないのに。しかし、今さらどの面下げて会えば良いのかと、探し出すのを躊躇してしまって…」


それまで一緒に談笑していた民さんと神崎さんは静かにおじいちゃんの言葉に耳を傾けている。


紫叔父さんは言わずもがなで、一人黙々とメロンを食していた。


「それに、家内の方は私以上に色々と思う所があったようで……。あの当時はとてもじゃないが瑠璃さんを受け入れられるような精神状態ではなかった。その心を癒せる度量など、私にはなかったし。時間が解決してくれるのを待つしかなかった」


手にしていたフォークを皿の上に置き、姿勢を正してから、おじいちゃんは私に向かって頭を下げた。
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