××倶楽部
社長は私を自分の膝の間にいれて、後ろから抱きしめてくれる。
あ、あったかい……その腕に頬を寄せた。雨の匂いと社長の匂いがする。
その姿が目の前の大きな鏡にうつる。
「また風邪をひいたら大変ですから、服を脱ぎましょうか? 芽依」
「はい、でも自分で脱げますから……」
「いえ、僕がやりますよ」
社長がいつもの社長じゃない顔つきになる。微笑んでいるのに、その笑顔がどこかいつもと違う。全然違うっ!
鏡の中の私に見せつけるかのように、ゆっくりとボタンを外していく手。ギリギリのところまでめくられて、じわじわと脱がされるワンピース。
ちょっと意地悪でストイックな雰囲気に戸惑うのは私だけだ。
「社長……やめてください。こんなの恥ずかしすぎますっ!」
両手は手錠で繋がれたまま。抵抗力が弱すぎて社長の思いのままに自分が自分じゃないくらいに厭らしく見える。
「しっかり見てください。自分の生ストリップ」
す、ストリップ?
「男性経験ないんですよね?」
太ももがあらわになると、社長はニッと笑った。
そんなこと言われるなんて……
「や、やめてください!」