××倶楽部

 スタッフミーティング用の部屋は私がいつもいる部屋と作りが全然違う。集まった女王様たちは優雅で豪勢な長ソファで思い思いの格好でくつろいでいる。

 ここは女王様たちの休憩ルームにも使われているらしく、毒々しい黒と赤を基調としていて私は、うんと居心地が悪い。



「名前は、芽依です……でもダサくても町田って呼んでくださってもかまいません」


「芽依? いい名前じゃん、あたしは芽依って呼ぶ」


 ミーナ様が腕組みをして頷くと、リオさんが手を合わせた。



「まあ、可愛い。じゃ今日から芽依ちゃん、よろしくね」


 リオさんの一声で、他の女王様たちは「はーい」と返事をした。


「皆さん、仲がよくていい雰囲気でしょう?」と社長は嬉しそうに話ていたけど……

 女子の勘としては、まずミーナ様には誰にも逆らえない。番長タイプだ。だけど、本当に怖いのは影の統率者ってタイプのリオさん……そんな気がする。




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