××倶楽部


「芽依…………俺、彼女なんていないからな。中学の時、ユメと付き合ったのは芽依にヤキモチ妬かせようしただけたから……」


 ん、と小さな返事が聞こえて、芽依をぐっと抱き締める。


 言え、言え、言え、言える! 今なら、言える!


「好きだ」


 熱のこもった頬を寄せて、耳からダイレクトに伝える。


「芽依……」


 首筋にキスを落として返事を待つ。


「の……り……」


 芽依が好きだ。何よりも一番芽依が好きだった。

 同じ年なのに妹みたいで、いつも俺の後ろにくっついてくる可愛い生き物で、高校は別々の学校になったけど、それ以外の時間はいつも一緒にいる。

 友達より家族より、俺はずっと芽依と過ごしてきた。

 



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