××倶楽部
「リオさんも、一緒に行く? 多分、父さんもいるけど」
「いいの?」
聖良さんのお見舞いには、何度か顔を出したことがあるけど聖夜から誘われたのははじめてのこと。
それが、私にとって家族の一員になれたみたいで嬉しかった。
タクシーを呼んで病院に到着した時には、もう日が暮れていて、寂しい灯りを頼りに聖夜と病室に入る。
ちょうど夕食時で、白い割烹着をきた人たちが彩りの少ない夕食を配っていた。
「母さん、遅くなってごめんね」
「聖夜、それにリオちゃんも、いらっしゃい!」
私たちは、まとめて聖良さんの両腕に抱きしめられて、その上から、俺も混ぜて! とふざけた摩夜さんが抱きついてくる。