××倶楽部

 聖夜の指が遠慮がちに私の手に触れた。柔らかく包むように握りしめた手。聖夜の温もり。聖夜の眼差し。聖夜の声。

 私たちは結局その日は学校に行かずに、誰もいないのを確認してから聖夜の家に入った。お香の匂いが充満している一階を通り過ぎて二階に駆け上がり、南側の一番日当たりがよくて、広すぎる聖夜の部屋で制服を脱いだ。


 夢中で聖夜に抱きついて、慰めあう動物みたいにただ求めあう。何度も何度も……


 言葉も何もない。


 崇高な行為をしたとも思えない。

 すごく下等で下品で、ただただ何度も何度も快楽に上り詰めていくだけの行為。




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