××倶楽部

 お通夜があり、告別式があり、初七日法要。

 私も学校を休んで葬儀に参列した。

 聖夜は、ずっと蝋人形みたいに摩夜さんの隣にいた。呼びかけることも、触れることもできなかったのに…………



「リオさん、今日から学校行くよ。よかったら一緒に行こう」


「聖夜…………」


 朝、いつものように制服姿で家の門を開いたら、そこに聖夜がいた。

 かける言葉が見つからずに、うん、と頷いて隣を歩く。


「父さんも、仕事に行ったよ。マーベラスも臨時休業してたから、お客さんに謝らなくちゃってさ」


「うん……」

「リオさん、手……繋いでいい?」

「…………うん」



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