××倶楽部

「マーベラスの人気女王様でいてくれるリオさんが好きなんですよ。

 強かで美しくて、恐ろしくて逆らえないリオさんでいてくれることが嬉しい」


 もう、これを繰り返すのに疲れてきたのかもしれない。

 それとも、自分に自信がなくなってきた?

 いつか自分より聖夜は相応しい女を見つけてしまうような恐怖は、ナンバーワンを守ってきた恐怖と同じだけの重みがある。


 それが辛くなった時点で、私はもう女王様としては不利になる。

 いい女王様もいっぱい入ってきてるし、もういいのかもしれない…………



「聖夜、私女王様辞める」


「えええっ!? なんでっ!? それを僕は一番恐れてたんですよ! 辞めるなんて言わないでください」


 聖夜は裏返った悲鳴を飲み込んで、私から離れるとチェストの隣に両膝ついて土下座した。


「女王様として輝いてるリオさんは本当に綺麗です」


 そうそう、これよ、これ。

 女王様の私が一番望むのは、この従順な態度。

 聖夜もやればできるじゃない。





 
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