××倶楽部
私は携帯番号交換できただけで幸せ。だけど社長とリオ様の関係を考えると胸が痛いし、その社長のことで落ち込むミーナ様を元気つけてあげないといけない立場に立たされたことがもっと痛い。
私も言いたい。社長が好きだって……でも言えないなぁ。
「なあ、芽依」
「はい……」
「おまえ、暇だろ? 今から聖夜の部屋に行ってみよう!」
「え? え??」
「はやく仕度しろ!」
ミーナ様は悲しげな表情を一変させると、急にやる気をだしたのか、押し掛けちまえばいいんだ! と拳を握りしめて、ジャラリとチェーンがついたショルダーパックを振り回した。
す、すごい回復力……つ、ついていけない……
「はやくしろよ! 待たせるんじゃねーよ!」
「は、はい! ただいま!」