甘い唐辛子


「霞澄、後で部屋に来なさい。」


テーブルに並べられていた皿の数が半分以下になった時、ふとお父さんが私を見つめた。


なんとなく、お父さんが言いたいことはわかっていた。

「はい。」


私は頷きと共に返事をし、口をナプキンで拭いた。


左隣の席では虎太郎がアイスを夢中になって食べていて、右隣の席には不思議そうでありながら真剣な顔をした維十がいた。





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