この声が枯れるまで
「それでは、グループをきめますよ」


ハーイ


みんなはいつも共に行動しているグループが出来ていたのでそのグループで組を作った


俺……は


「一緒にいいかな?」


ん?誰か呼んだか?ふと俺は振り向いた。


あーー…… たしかこの人は同じクラスの高橋 浩二 ……君


クラスではそんなに目立つわけでもない


ただ、頭がめちゃくちゃいい。学年で一番と言えるほどだった


「い……いいよ、浩二君……だよね?」

意外だなあ?なんで俺を誘ったのか?


まあ。俺誰も組む人いなかったんだからなんだろうけど、でもなぜか俺はとても疑問だった


「女子……僕誘ってもいいかな?」


え?俺は驚いて声が裏返ってしまった


まさかの浩二は女好き?こんな真面目な顔で女好きかよ。


「……いいけど」


俺は一つため息をつくと彼はニコニコと笑ってある女子に声をかけた


その女子は小走りでこちらにやってくる


~~~っあれ?

「長尾じゃん?!」


そう。こっちにやってきたのは……長尾だった


「……浩二。お前」



わかってしまった


その浩二の桜のようにピンク色の頬で


俺と長尾は最近一緒にベランダへ向かう姿をみんながみて、俺らは仲がいいと噂になっていたそうだ


だから浩二は俺を誘ったんだろう



長尾と一緒に修学旅行に行くために


要するに


俺と浩二は……ライバルっつ~事だ




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