溺れる唇

時間と場所を告げた裕馬は、
振り向きもせずに去って行った。


そして、私は気づく。

「正面玄関ロビー?」

この間の、ランチの時でさえ、
誰かに見られていたらしいのに。

一緒に帰宅するのを見られた日には、
あゆみちゃんが地下まで聞きこみに
来るんじゃないだろうか?


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