幸せ家族計画
少しホッとして、ココアを勧めると、紗優がお風呂から出てきた。
「あー。ココアわたしも飲みたい!」
「いいわよ。作るから待ってて」
「冷たいのがいい」
「ハイハイ」
立ちあがってキッチンに行く。
代わりに紗優が、リビングのソファに髪を拭きながら座る。
「お姉さん、赤ちゃんいるの?」
「え? ああ、うん」
先ほどの会話を覚えていたのか、紗優は一番先にそう言う。
サトルくんに兄弟ができるって聞いてから、やたらに赤ん坊の話には敏感だ。
紗優を止めようかと思ったけど、丁度牛乳をグラスに注いでいるところで、止めに入れなかった。
「じゃあ、お姉さんたちもすっごく好きどうしなんだ」
「え?」
ちょっと紗優。
一体何を言い出すの!