幸せ家族計画
「この子がつないでくれて、俺たちは本当の家族になれる。
血のつながった本物の家族だ。
それに、アヤは俺にとって、ちゃんと女だよ。
女だって思ってなきゃ抱けない。
変わる訳じゃないんだ。
妹としての愛情も、結局は無くせずにいる。
それでも、女としても愛してる。
だから、
今度は母親としてのお前もきっと愛せる。
どんどんプラスされていくんだ。
無くなったりしない」
「……」
「俺の家族はお前だ。家族を増やしてくれるのもお前だけだ」
「達雄」
「綾乃が居なくなったら、俺は生きていけない」
手を伸ばして、横に座る綾乃を引き寄せる。
最初に髪が顎に触れ、温かい息が肩にかかる。
そのまま、彼女は俺に体を預けた。
心地良い重みを抱きしめて、俺は安堵の息をつく。