幸せ家族計画
「私ね。
ユウを亡くしてから、もう恋愛なんてできないってずっと思ってた。
だけどもう一度恋が出来た。
ユウには申し訳ないけど、本当に嬉しかったのよ。
だから、……ずっと恋をしていたいの。
もうおばさんって言われる年だけど、子供もいるけど。
あなたの事をずっと好きでいたい」
「紗彩」
「だから、私が好きでいられるあなたでいて?」
「それは、……逆に難しくないか?」
だって。
紗彩の望む俺ってどんなんだ?
今のままでいいと言われてもどこに惚れられてるのかなんていまいちわからないのに。
これなら、ずっと好きでいろって言われる方が楽なんだけどな。
「よし」
まあでも、いいか。
ずっと妻に恋をされてるなんて、夫冥利に尽きるってもんだろう。
俺も、少し気合いを入れないとダメって事だな。