幸せ家族計画
「じゃあ、ずっと夢中にさせてやる」
そう言って、彼女の首筋に唇をあて、なぞるように首を伝っていくと、彼女の体がビクリと反応し、表情が徐々に変わっていく。
「……ん」
息使いが荒くなり、母親としての表情が消えていく。
愛撫に翻弄され、掠れた声を漏らしながら潤んだ瞳で俺を見る彼女は、かなり扇情的だ。
「ベッド行く?」
「ん。でも、私まだお風呂入ってない」
「もう待てない。後で一緒に入ろう」
「……もう」
力の抜けたようになった彼女を、一度強く抱きしめてから肩を抱く。
もたれるように体重を乗せたその体を引きずるように寝室へ行き灯りを消す。
暗闇の中、彼女をゆっくりベッドへ寝かせると、何故か顔をしかめた。
「どうした?」
「ちょっと痛かっただけ」
後ろで結っている髪を触ろうとしたので、それより先に手を伸ばしゴムをとった。
すると髪が枕元に広がって、ふんわりといい香りが鼻に入ってくる。
「長い髪は面倒じゃない?」
一つまみ掬いあげてそう聞くと、目を泳がせながら笑う。