幸せ家族計画
その後風呂場に場所を移して、のんびりと湯船で後ろから抱きしめる形で彼女を囲う。
「でも、仕事の事まで心配するなんて、本気で欲しいのね?」
玄関先での話を引っ張り出されて、そう言われてみればそうかななんて思う。
以前は、まあ出来ればいいか程度に思ってたけど、
今回はなんか本気で欲しいかも。
「あ、でも、現状に満足してない訳じゃないぞ。
紗彩とサユに不満がある訳じゃないからな」
「分かってるわよ」
「ただ、サユもなんか赤ちゃんに興味あるみたいだし」
「そうね。ただ、実際出来たら心配するかもしれないから。
あの子の事は構ってあげてくれれば嬉しいわ」
「分かってる」
実の子供じゃない事を、いつかは気にかける日が来るかも知れない。
サユは女の子だから、俺が思ってるよりその日はきっと早いだろう。