幸せ家族計画


「お、下ろしてください」


そう言った後、俺を軽くキッと睨むと、サユを連れて中庭の方へ行った。


ヤキモチってやつかな。
てことは、小さいながらに二人は両想いなんだろうか。

……何だかますます心配なのだが。


「英治くん?」

「あ、なに?」

「サトルくんのお母さんに挨拶に行くけど」

「ああ、俺も行くよ」


紗彩の声に正気に戻り、彼女の後をついて行く。


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