幸せ家族計画

 昼を迎える頃には皆がやってきて、紗彩は額に汗をかきながらも弱々しく笑顔を見せた。

時々凄く痛がっているようなのだが、弱音一つ吐かずに必死にベッドの柵を握り締めて堪えている。
痛みの度合いもよくわからないし、腰や背中をさすってやるのが精一杯で、なんとなく途方に暮れた。


「ママ、大丈夫かなぁ」


あまりにも長い時間が経過している事に、サユはだんだん不安そうになってくる。


「一度おばあちゃんたちの家に行ったらどうだ? サユは暇だろ?」

「イヤ。ママの傍に居たい」

「そうか。……そうだよな」


そのまま時間だけが過ぎていく。
時折り診察が入るものの、結論としては「子宮口が3センチから開かない」といわれるばかり。

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