【完】俺だけを愛して溺れろ。



『……蒼空』



「え?」



『ありがと、蒼空』



この時のあたしは、無垢な笑顔だったに違いない。



身も心も軽い。



中島の無償の優しさが、絡まる指先に感じる熱が、どうしようもなく心地よかった――。


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