【完】俺だけを愛して溺れろ。



「凜。頼むから、白い眼で俺を見ないでくれ。俺も自分でキモいと思った」


『でしょうね』


「……」


『……』


「なぁ、凜」


『……何よ』


「今日、来る?」



胡散臭い笑顔を見せる中島。



この主語なし会話を誰もが分かるように訳すとこうだ。



「今日の晩飯は俺が作ってやる。勿論、俺の家に来るだろ?」



因みに、裏を返せばこういうことだ。



「この俺様が作った料理を食べれるなんて貴重だぞ?だから、そのコーラを寄越せ」


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