社長!好きです!
そして私の向かい側―――・・・


「あれ~、能成、なんで和ちゃんのこと知ってんの?

しかも、隣はずるくない?」


由が、能成くんを指差し言った。


「俺もそっちに座る~。」


由が立ち上がり掛けた。



来なくていいから・・・。

つか、由ってば完全に酔ってる!



「由、お前もう酔ってるのか?」


社長が言った。


そして

由に向かって言ってるのに

視線が完全に私を見ていた。



気付かれた・・・


目が合ってしまった・・・。



やっぱり社長は超不機嫌な顔を見せた。



さっきの笑顔はどこへ?って感じ?



「加崎さん、あまり由に飲ませないでやって下さい。」


それでもすぐに感じのいい顔に変身?して

加崎にそう言い



「能成くん、今日はもう仕事は無いから
気にせず飲んでくれ。」


能成くんには気遣いまで見せた。



イヤ~な感じの顔を見せたのは私にだけ。



本とに感じ悪っ!



もう社長の方は見なかった。


見たら気分が悪くなる!



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