社長!好きです!
ぎょっ!

となった。



まさか・・・社長ってば



今の立ち聞きしてた?




ジイ~っと社長の顔を見る。


「何だ?」


訝しげに私の方見る社長。



どうやらこの顔は
さっきのことは知らない顔だ。



「い・・いえ、別に・・・」


「別にって顔じゃないな?

まだ、できてないのか?」


「できました!」



書類の束をサッサと社長の目の前に出すと



「ふん、それで急いで飛び出してきたって訳か?」


バカにしたような言い方。



「久利生さん、君には秘書の落ち着きとか品格なんか求めるのも無理だろうね。」



そう言って、社長は、書類をパラパラと捲り



「うん、まあ、よくできた方だろう。」



はい?



社長・・・

今・・・誉めてくれたんですか?




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