文目剣術部【弐】

「そっちの勝手で俺らの仲間に危害を加えるの辞めてくれないか?」

薊は少し間を空けてから「あはは」と笑った

「何がおかしいんだよ?!丁嵐病院に運ばれたんだよ?!」

蔭平がたまらず叫んだ

「いやいや悪い悪い…で?俺のせいとでも言うの?証拠も無いのに?それに今時仲間とかマジウケるんだけど面白いな枳殻剣道部って」

爆笑している薊に「お前」と殴りかかりそうになった蔭平を詠は止めた

「落ち着け蔭平こんなアホに貴重な体力なんか使う事ねぇよ」




< 143 / 211 >

この作品をシェア

pagetop